STUDIO YUMIKO FURUKAWA

古川弓子(1975年 福島県生まれ)は、グアムと東京を拠点に活動する現代美術家、画家、彫刻家です。
彼女のドローイング、絵画、彫刻のインスタレーション、パフォーマンスは、文学と視覚芸術のあいだの架け橋の役割を果たし、非言語的媒体でナラティヴに再構成することによって、言語がどのように知識をかたちづくるかを提示しています。
鉛筆、紙、水彩、油彩、木、粘土、樹脂、布、スプレーコーティングなどの素材でつくられています。そして彼女の作品は相反する官能的な性質を、同時に兼ね備えています。黒と白、堅くて柔らかい、不透明で半透明であり、幾何学的で有機的、そして親近感があるが総括的な距離があるように。
小説、民話、詩、美術評論、展覧会から個人的な会話に至るまで、彼女の豊かな視覚芸術の色調とイメージへと展開しています。
感動や想像は、わたしたちの物語や芸術となる
芸術に触れる。感動する。その体験は人生において、わたしの新しい物語や芸術を創造する原動力となっていく。
たとえばMoMA Modernにて、シェフがつくりあげた素晴らしいコースの味わいが恋人と結婚を決断する勇気をくれたり、New York Symphonyのニューイヤーコンサートにて力強い演奏を聴いた後、友人と帰りのバーで新年への抱負を熱く語り合うきっかけとなったり、Walt Whitmanの美しい詩に触れて、家族に連絡をしたくなったり。
芸術を自分自身の人生をとおして身で読む。こういったささやかな日常での感動が、わたしの新しい芸術を創造する力、生きる力となっている。きっとこのような出来事はわたしだけではない。生きるわたしたちそれぞれにもいえることであろう。
小説、散文、詩、芸術批評、展覧会、昔話、人々との対話などから得たイメージ、つまり感動を、言葉・絵画・彫刻・インスタレーションにて具現化することが、わたしの制作活動である。
誰もが主役であり脇役でもありながら、世界を変えようとしている。
芸術とともに生きるなかで、わたしが常に感じていることは、わたしたちはそれぞれ、わたしたちの物語のなかの主人公であり、人を助け勇気づけるきっかけをつくりあげる素晴らしい脇役であるということだ。
そのようなダイナミックな物語の世界のなかで、わたしたちは人生の感動と芸術を常に生み出しているといえる。
わたしたちの可能性は世界の可能性そのものである。世界の可能性とは、わたしたち自身の喜びや歓喜、そして時には悲しみによって感情が突き動かされ、新たな創造へと向かい合ったときのわたしたちの可能性と等しい。
その一人一人の可能性が世界全体の可能性となるのではないであろうか。だからこそ、創作を続けている。わたしたちの可能性が、世界の可能性となることを願って。
古川弓子
感動や想像は、わたしたちの物語や芸術となる
小説、散文、詩、芸術批評、展覧会、昔話、人々との対話などから得たイメージ、つまり感動を、言葉・絵画・彫刻・インスタレーションにて具現化することが、わたしの制作活動である。
誰もが主役であり脇役でもありながら、世界を変えようとしている。
芸術とともに生きるなかで、わたしが常に感じていることは、わたしたちはそれぞれ、わたしたちの物語のなかの主人公であり、人を助け勇気づけるきっかけをつくりあげる素晴らしい脇役であるということだ。
そのようなダイナミックな物語の世界のなかで、わたしたちは人生の感動と芸術を常に生み出しているといえる。
わたしたちの可能性は世界の可能性そのものである。世界の可能性とは、わたしたち自身の喜びや歓喜、そして時には悲しみによって感情が突き動かされ、新たな創造へと向かい合ったときのわたしたちの可能性と等しい。
その一人一人の可能性が世界全体の可能性となるのではないであろうか。だからこそ、創作を続けている。わたしたちの可能性が、世界の可能性となることを願って。
古川弓子
最近の作品
2011年以降のこれらの作品は、古川が妊娠中で、東京と故郷の福島の間を新幹線で頻繁に移動していたとき、東日本大震災と福島第一原発事故の直後に制作され、インスピレーションを得ました。
古川は2019年にグアム島へ移り住み、鉛筆素描による新作シリーズ「変容する海」を制作しています。彼女は、原発事故が海洋世界に悪影響を与えたことに申し訳なくおもい、太平洋の自然に対して敬意と感謝の気持ちを表現しています。
2018
新しい女|福島ビエンナーレ2018 重陽の芸術祭|安達ヶ原ふるさと村、二本松市、福島|2018年 10月13日 – 11月4日
2017
AGC x 東京芸術大学「硝子未来史」プロジェクト|Through the Glass|東京藝術大学絵画棟油画ギャラリー、東京|2015年 5月15日 − 20日
2015
三島和楽|ワークショップビュー 森のはこ舟アートプロジェクト|IORI倶楽部|大沼郡三島町、福島|2014年10月5日、11月10日、2015年1月25日
2013
眺望絶佳|瀬戸内国際芸術祭2013|小豆島町、香川|3月20日ー 4月21日、7月20日ー 9月1日、10月5日ー 11月4日
2011
朝茶(あさじゃ)|会津 漆の芸術祭 – 東北へのエール|食堂つきとおひさま、喜多方市、福島|2011年 10月1日 – 11月3日
2007
五月|International Studio and Curatorial Program|ニューヨーク|2007年 5月4日 − 7日
2005
詩人のためのテント|Location One グループ展(日本、スコットランド、台湾、ポルトガル)|Location One、ニューヨーク|2005年 6月4日 − 7月30日
2003
粟福と米福|大地の芸術祭 – 越後妻有アートトリエンナーレ 2003|ぬりぎ佛壇店、十日町市、新潟|2003年 7月20日 – 9月7日
最近の作品
2011年以降のこれらの作品は、古川が妊娠中で、東京と故郷の福島の間を新幹線で頻繁に移動していたとき、東日本大震災と福島第一原発事故の直後に制作され、インスピレーションを得ました。
古川は2019年にグアム島へ移り住み、鉛筆素描による新作シリーズ「変容する海」を制作しています。彼女は、原発事故が海洋世界に悪影響を与えたことに申し訳なくおもい、太平洋の自然に対して敬意と感謝の気持ちを表現しています。
2018
新しい女|福島ビエンナーレ2018 重陽の芸術祭|安達ヶ原ふるさと村、二本松市、福島|2018年 10月13日 – 11月4日
2017
AGC x 東京芸術大学「硝子未来史」プロジェクト|Through the Glass|東京藝術大学絵画棟油画ギャラリー、東京|2015年 5月15日 − 20日
2015
三島和楽|ワークショップビュー 森のはこ舟アートプロジェクト|IORI倶楽部|大沼郡三島町、福島|2014年10月5日、11月10日、2015年1月25日
2013
眺望絶佳|瀬戸内国際芸術祭2013|小豆島町、香川|3月20日ー 4月21日、7月20日ー 9月1日、10月5日ー 11月4日
2011
朝茶(あさじゃ)|会津 漆の芸術祭 – 東北へのエール|食堂つきとおひさま、喜多方市、福島|2011年 10月1日 – 11月3日
2007
五月|International Studio and Curatorial Program|ニューヨーク|2007年 5月4日 − 7日
2005
詩人のためのテント|Location One グループ展(日本、スコットランド、台湾、ポルトガル)|Location One、ニューヨーク|2005年 6月4日 − 7月30日
2003
粟福と米福|大地の芸術祭 – 越後妻有アートトリエンナーレ 2003|ぬりぎ佛壇店、十日町市、新潟|2003年 7月20日 – 9月7日
“もう一つの作品はポリエステルで固められ封印された福島沿岸の海だ。この中には目に見えない何が入っているのだろう。
問題は何一つ解決していない。その怒りと絶望をもとに、芸術家として生きていく古川さんの作品は声なき叫びを上げ続けている。”
千住博
古川弓子から展覧会情報がメールで届きます。
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ニュース&ストーリーズ
古川弓子のニュースとお知らせ。
古川弓子個展『Pressure』Guam CAHA Gallery にて開催
Guam CAHA Gallery にて古川弓子個展《Pressure》を開催いたします。
オンライン展覧会『変容する海』開催
ホームページの全面リニューアルにあわせて、オンラインによる展覧会『変容する海』を開催いたします。
ホームページ・リニューアル
今回のリニューアルでは、より多くの皆様に、過去のアーカイブから最新の芸術活動を知っていただけるように、英語と日本語それぞれの単独サイト、作品アーカイブの充実化、画像やデザインを向上いたしました。