2014
ハンナの庭
Folly Trial
浅草文化観光センター、東京
2014年 11月13日 − 24
2014
ハンナの庭
Folly Trial
浅草文化観光センター、東京
2014年 11月13日 − 24
アーティスト・ステートメント
ハンナの庭
フォリーによって、現代の日本での公共領域と私的領域の境目をなぞるとすれば、 ハンナ・アレント著『人間の条件』を再読することから逃れることはできない。アレントは 『人間の条件』の「公的」と「私的」の概念を問い直した。わたしはテキストとイメー ジでその境界の曖昧さを明確にするため、この名著にインスパイアされた私小説 『ハンナの庭』を執筆した。小説は独りでに、わたしの故郷である震災後の福島へ 向かい「公的」と「私的」の概念の崩壊と直面し再考する話となった。わたしは、アレントの 言葉と小説から見えてくる情景をもとに6個の模型を制作した。この模型が未来に実現し 新たなフォリーとなって、人びとを結びつけ自分の言葉を発する場<ハンナの庭>となることを願う。
古川弓子
ハンナの庭(展示風景)
小さな幸福
MDFに水性塗料、エポキシ樹脂|15x15x17 cm
公的
エポキシ樹脂、木材、茨城県取手の落木、福島県三島町の粘土|25x17x35 cm
私有財産
エポキシ樹脂、インク|7.5x20x16 cm
私的
MDF、水性塗料、プラスチック、木材|38x28x15 cm
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